“さ”から始まる麻雀用語
- 先ヅモ 「先ヅモ」 <さきづも>
- 上家がまだ河に牌を捨ててないうちに、ツモってしまうこと。
これは、マナー上も、トラブル防止上も、最低限守ってもらいたこと。
早く、ゲームを進めたいのは分かるが、ツモってから考えるのでは遅いのである。次のツモ番が廻ってくる前に、ある程度の捨て牌候補を予測しておけばツモってから、2秒以内に捨て牌までの動作を完了させることが出来る。
先ヅモで考えられるトラブルは、盲牌(モーパイ)といって、指の腹でなぜて牌が何かが分かってしまうことだ。特に、リーチ後や、チー・ポンを入れるときは、手元にツモっていなくとも牌山の牌に触れた時点で、アガることが出来なくなったり、チー・ポン出来なくなる。というように、細かく決めている。 - 錯チー 「錯チー」 <さくちい>
- 文字通り、間違ったチーのこと。
特にマンズの一・ニ・三は目が悪いと間違えやすいです…。
この場合、場に1,000点を供託すれば、その後のプレイには影響されない。つまり、アガリ放棄にはならないということである。 - サンアンコ 「三暗刻」 <さんあんこう>
手元にアンコ(ポンをしてないコーツ)を三組揃えた役です。
そんなに出来ない割には、2ハン役…- サンカンツ 「三槓子」 <さんかんつ>
-
ミンカンでもアンカンでも、カンが三組揃ったときに与えられる役です。
難易度高いです。 - サンショクドウジュン 「三色」 <さんしょく>
数の同じシュンツ(上の場合は567)を一組ずつ揃えた役。
1回でもチー・ポン・カンすると、1ハンになります。- サンショクドーコー 「三色同刻」 <さんしょくどうこう>
-
数の同じコーツ(上の場合3)を一組ずつ揃えた役。
出来にくいです。 - 3倍満 「三倍満」 <さんばいまん>
- 役の数(翻数)が11・12個のときに3倍満となる。
いわゆる数え役満を認めない麻雀だと13翻以上でも3倍満である。
点数は、満貫の3倍ということで、子は24,000点、親は36,000点になる。
多分役満よりも出来にくいのではないだろうか?
“し”から始まる麻雀用語
- 字牌 「字牌」 <じはい>
- 風牌である と三元牌である の合せて7種類を指して、字牌と言う。
- 下家 「下家」 <しもちゃ>
- 麻雀では本当の方位とは逆に、東南西北は時計の逆回りに回る。下家とは、そのプレイヤーから見て、右側の人のことを言う。
南家の下家は西家、東家の下家は南家ということになる。
逆の言葉で、上家があり、全く逆に考えるだけで良い。 - 雀荘 「雀荘」 <じゃんそう>
- 麻雀を打たせてくれるお店。基本的に今は全自動卓しか置いてない。
昔は、怖いイメージ(って言っても今でもあるが)が先行していたが、最近では、お店のメンバーさんが全員女性っていうところも出てきて、かなりイメージは良くなってきている。
お店のレートにもよるが、0.5(てんご)以下のところだと、学生あるいは、純粋に麻雀が好きな方たちが主流である。
フリーとセットがあり、前者は見ず知らず(常連さん多数だけど)の人と打つ麻雀。後者は仲間内で4人以上で一緒に行き、卓を一つ或いは複数借りて打つ麻雀。ゲーム代・フリードリンクなどの扱いはほとんど同じところが多い。 - シャンテン 「向聴」 <しゃんてん>
- テンパイまで後何枚、有効牌をツモれば良いのかを現すもの。
順番にアガリ・テンパイ・一向聴(イーシャンテン)・ニ向聴(リャンシャンテン)…とアガリから逆に示すことが出来る。
ちなみに配牌時の最悪向聴数は、六向聴。どんなにバラバラでも6個トイツにすれば、チートイツのテンパイになるからである。平均は3〜4向聴。 - 雀頭 「雀頭」 <じゃんとう>
- アガリの基本形は4メンツ1雀頭である。メンツは3枚(槓があれば4枚)で完成するが、雀頭は同種牌のトイツである。これは、全てのアガリにおいて、必ずあるものである。
特殊役の国士無双もそうだし、チートイツは? と、思われるかもしれないが、まずテンパイ時に出来上がっている6つのトイツ=12枚で、4メンツが完成していると置き換えれば、最後に雀頭待ち(単騎待ち)になる。といえば、分かりやすいだろうか。 - シャンポン 「双ポン」 <しゃんぽん>
- 待ちの一つで、二つのトイツがテンパイ形になる。
この形だと、 と が待ち牌になる。
待ちは簡単なのだが、アガったときにこの場合だと、4通りの点数(点棒で言う点数は同じでも、符は違う)になってしまう。
まず、ロンの時は、 だと、中張牌のミンコになるので、2符。同じ理由で、 の場合は、老頭牌のミンコで、4符になる。
次にツモはもっと複雑で、 だと、中張牌のアンコになるので、4符、そして、ツモ符の2符も加算される。 は老頭牌のアンコで、8符、そしてツモ符の2符も加算という具合に、符計算では、4種類になってしまう。 - 順位ウマ 「順位ウマ」 <じゅんいうま>
- 半荘終了時の順位によって、課される点数のことで、メジャーなのは、ワン・ツーとワン・スリー。何のことか分からないだろうが、ワンとかツーとかっていうのは、10,000点・20,000点のことである…。
巷の雀荘だと、これを金額で決めているところもあるが、基本的にはこの点数で、そのお店のレートによって金額が変わるということである。
これで、半荘でいくらぐらい必要か(負けたときのことを考えて)が分かる。0.5だと、箱ラス(持ち点0)で、30,000(3万返し分)+20,000(順位ウマ分)の50,000点がマイナスになり、1,000点が50円なので、2,500円。半荘のうちに出るご祝儀を考えて、大体3,000円あれば大丈夫ということである。 - 純粋な第一ツモ 「純粋な第一ツモ」 <じゅんすいなだいいちつも>
- チー・ポン・カンの入らない親から、北家までの1回目のツモのこと。
またリーチ時には、一発がこれと同じように、リーチ者の下家
から、元のリーチ者までのツモを、一発の適用範囲に使う。
当然ここで、チー・ポン・カンが入れば、一発の権利を失う。 - ジュンチャン 「純正全帯公」 <じゅんちゃん>
全てのシュンツ・コーツ・トイツが全て「一」「九」にかかっているもの。
1回でもポン・チー・カンが入ると、2ハンになります。
注)公っていう漢字は正しい漢字じゃありません、「ハム」の「ハ」の右側を書かないのが正確な漢字になります。この漢字は出てこなかったので、この表記にさせてもらいました。- シュンツ 「順子」 <しゅんつ>
- 同種の数牌で連続した3枚を集めて出来たメンツのこと。
123から789の間で作られるが、891や912の9から1へのまたぎメンツは認められない。
や といった形。 - ショーサンゲン 「小三元」 <しょうさんげん>
3種ある三元牌のうち、二組をコーツ、一組を雀頭にしたもの。
ハン数は2ハンですが、必ずハン牌が二組出来上がるので、4ハン以上になります。- ショウスーシー 「小四喜」 <しょうすうしい>
-
4種ある風牌のうち、三組をコーツにして、残りの一組を雀頭にしたもの。
四組全てがコーツだと、大四喜になる。 - 少牌 「少牌」 <しょうはい>
- 何らかの原因で、手牌が12枚以下になってしまうこと。
通常、手牌は13枚あり、和了時に14枚(槓があると増えるが)を合せて、完成である。が、途中で(チー・ポン・カンが入ったときが多いのだが)牌の枚数が減ってしまうことが稀にある。
その場合、他家に知られた瞬間にアガリ放棄になり、以降は、チー
・ポン・カンをすることが出来ない。また知られなかったとしても、流局時にはノーテン扱いになる。もし仮に、アガリを宣告すると、チョンボになる。
“す”から始まる麻雀用語
- スーアンコー 「四暗刻」 <すうあんこう>
- 1
2
1つもポンを使わずに、メンゼンでアンコを4つ使ったアガリ。
2の場合は、ロンアガリでも四暗刻ですが、1の場合はツモアガリでないと、四暗刻の役満になりません。
1はツモリ四暗刻、2はスッタンと呼ばれます。
2は難易度が高いので、ダブル役満にするところもあります。 - スーカンツ 「四槓子」 <すうかんつ>
-
上のように、一人で4つカンをしたアガリ。
最後の待ちは、必ずタンキ待ちになります。 - 四カンツ流局 「四槓子流局」 <すーかんつりゅうきょく>
- 複数人数で、槓を合計4回すると、流局になる。
ただし、一人で4回(スーカンツのテンパイ)した場合は、流局にはならない。その場合、5回目の槓は出来ない。
これはリンシャン牌が4枚しかないことからきているのだと思う。 - 四風子連打 「四風子連打」 <すうふうつれんたぁ>
- 純粋な第一巡目で、四家ともに同じ風牌を切ると流局になる。
例え、親が を切って、ダブルリーチをかけようと、他家全員が一巡目に を切ってしまうと、親は流れるし、リーチ棒は場に供託したままになってしまう…。